どうも、個々の企業の業務に密着したカスタムビジネス研修 “ForCus” をプロデュースしているシンジです。
このコラムでは実践的な研修内容、その他、様々な話題を皆さんに公開していくスペースとなっております。
*研修名 “ForCus” は “For our Customers(お客さまのために)” と “Focus(業務に焦点をあてる)” を掛け合わせた造語です
4月から継続的に高校の探究授業支援を行っており、学校が夏季休暇に入るため、次回の訪問は9月からとなります。高校探究授業の成功に導く重要なポイントを以下にまとめました。
1. 探究授業開始時の意義と目的の伝達が重要
探究授業を効果的に進めるためには、授業開始前に「探究授業の意義と目的」を生徒がしっかりと理解し納得することが不可欠です。意義とは探究学習の重要性や価値、目的とは目指す成果や狙いです。これらが曖昧なまま授業が進むと、生徒の関心を引き出しにくくなり、ただの時間つぶしになってしまう恐れがあります。当社は大学機関や企業経営者との意見交換を通じて、高校卒業後の現実を具体的に伝え、意義をしっかり理解させる支援を行っています。
2. “問い” の選定に慎重を期す
授業開始後、生徒たちは取り組む“問い”を検討しますが、この選定は非常に重要です。最初に思いついた“問い”に飛びつくのではなく、複数の案を検討し、意味のある問いを選ぶようにナビゲートすることが必要です。研究の意味を見失わないように、疑問や問題の本質に迫る“意味のある問い”を設定することが成功の鍵となります。
3. 思考の幅を広げる助言
授業が進むにつれて、生徒の思考が狭まることがあります。このような場合、問題を俯瞰し、大局的に捉えるよう助言することが重要です。毎回の授業で生徒たちの状態を把握し、適切なナビゲートを行うことで、より広い視野での考察を促進できます。
探究学習を効果的に進めるためのその他のポイントについても、悩んでいる方はぜひご相談ください。当社は県立高校の探究授業に実際に参加し、実践的な支援を提供しています。机上の空論ではなく、実践的なサポートでお手伝いします。
【本日のまとめ】
・探究授業の成功には、授業開始前に意義と目的を生徒にしっかり伝えることが重要です。
・“問い”の選定段階では、意味のある問いを選ぶよう慎重にナビゲートすることが必要です。
・授業中に生徒の思考が狭まった場合は、問題を俯瞰して視野を広げる助言を行うことが効果的です。