探究

探究学習におけるコンサルティング的思考の活用例

  • 探究学習の発表会に同席させて頂くことがありますが、その際、取り上げたテーマはユニークで非常に興味深いけれど、発表内容は問題と願望を伝えることで終わってしまう発表もあれば、頑張って取り組んだ探究内容だなぁと感心する発表もあり、非常にバラつきが大きいと感じる時があります。
    このバラつきを抑えるにはどうすれば良いでしょう?

    いろいろな方法が考えられますが、問題を深堀するようにナビゲートしてあげるのは一つの手です。生徒が問題の発生要因について5つあげて次に進もうとした場合、「要因となっている5つの事が全てクリアされたら問題は解決するのかな?」と問いかけてあげてみてください。問題を見て要因を考えていた思考を反転させ、要因から問題の解決に至るかを考えさせる問いかけになります。打ち手を考える際にも、中には最初から決め打ちで、施策を一点に絞って進めてしまう場合があります。このような場合も他に策は無いのか、何故、その策を敢えて選定したのかなど、深く考えさせる問いかけがあれば、生徒は深く考えるようになっていきます。

    大切なことは、生徒がどの部分で思考が浅くなっているのかを捉え、問いかけによって、ガイダンスしてあげることです。

    経営支援の際にも経営者から「売上は伸びているのに利益が伸び悩んでいる」などの相談を受けますが、その要因を紐解いていかなければ、適切な打ち手を講じることはできません。
    利益構造がどのように変化したのか、利益構造を変化させている要因は何なのか、そしてその要因を発生させている要因は何なのかといった具合に考えるのです。

    先生方が生徒たちに問いかけをすることで、やがて、生徒たちは自分で自分に問いかけるようになります。生徒、一人一人が深く思考することで、バラつきは抑えられ、学校全体の探究学習の高度につながっていくのです。今回は深堀するための問いかけについて記載しましたが、コンサルティング的思考を学べばもっと、ナビゲートの幅が拡がっていきます。

    探究学習の高度化にコンサルティング的思考の活用を検討されてみてはいかがでしょうか

      現状の探究 → コンサルティング的思考の活用 → 探究が高度化し、自律的に行われる状態

    当社は先生方がコンサルティング的思考を活用し探究学習を高度化していくことを目的とした研修プログラム「先生のための探究研修プログラム」を2024年2月25日リリース致しました。よろしければ、ご検討くださいませ。

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