経営

VTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー)とは?

研修での活用方法とその効果

  • どうも、個々の企業の業務に密着したカスタムビジネス研修 “ForCus” をプロデュースしているシンジです。
    このコラムでは実践的な研修内容、その他、様々な話題を皆さんに公開していくスペースとなっております。

    *研修名 “ForCus” は “For our Customers(お客さまのために)” と “Focus(業務に焦点をあてる)” を掛け合わせた造語です


    今日は、研修コンテンツの一環として取り上げる「VTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー)」についてご紹介します。VTSとは、Visual Thinking Strategyの略で、またの名を「対話型鑑賞法」とも呼ばれます。1980年代にニューヨークで生まれたこの手法は、美術鑑賞法としてスタートし、現在ではさまざまな分野で応用されています。

    当社では、VTSを研修プログラムに組み込み、「観察力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」の強化を目的としています。この研修では、顧客の事業所内の様子やスーパーマーケットの商品陳列棚などの写真を用いて実施します。受講者には、次のような質問を順に投げかけていきます。

    「写真に何が写っているのか?」 – まず、写真の内容を客観的に説明してもらいます。
    「写真を見てあなたはどのように感じたのか?」 – 次に、個々の感性に基づいた感じ方を表現してもらいます。
    「どのような問題があると思うか?」 – 最後に、観察眼や洞察力を駆使して、潜在的な問題点を指摘してもらいます。
    これらの質問を通じて、受講者は自身の観察力を高め、他者の意見を聞くことで新たな気づきを得ると同時に、コミュニケーション能力を育むことができます。また、VTSはコンサルティング営業力の強化研修にも活用されており、実際に体感することでその効果を実感していただけます。

    関連サイト紹介:コンサルティング営業力強化研修についてはコチラをご覧ください

    【本日のまとめ】
    ・VTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー)は、観察力やコミュニケーション力を高めるための対話型鑑賞法で、1980年代にニューヨークで生まれました。
    ・研修では、写真を用いて事実の説明、個人の感性、問題点の指摘を通じて、受講者の批判的思考力とコミュニケーション力を育成します。
    ・コンサルティング営業力強化にも活用され、実践を通じてその効果を体感できます。


    コンサルティング営業力強化研修に関するご相談をお待ちしております

    【おまけ】
    同じ写真を見てもコメントは様々です。「そこに着眼されますか?」と感心することも多々たあります。
    スーパーの商品陳列写真であれば、高校生の場合、直近の授業でSDGsを積極的に学んでいるからでしょうか?過剰包装などのキーワードが飛び交います。企業で実施した際には、値札のポップ訴求力や値付け価格、商品陳列棚の色など、年代や置かれた状況によって、大きく着眼点が異なってきます。是非、当社研修で体感してください。

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