どうも、個々の企業の業務に密着したカスタムビジネス研修 “ForCus” をプロデュースしているシンジです。
このコラムでは実践的な研修内容、その他、様々な話題を皆さんに公開していくスペースとなっております。
*研修名 “ForCus” は “For our Customers(お客さまのために)” と “Focus(業務に焦点をあてる)” を掛け合わせた造語です
皆さんは「ikigai(生き甲斐)」という概念を表した次の図をご覧になったことがあるでしょうか?
この図は、ikigai(生き甲斐)が「必要とされる」「得意」「好き」「稼げる」の4つの要素が交わるところに位置するという考え方を示しています。日本で暮らしていた外国人著者が書いた「ikigai」という書籍がベストセラーとなり、BBCなどの海外メディアでも特集されたことから、世界的に注目を集めた図です。
この4つの要素が重なる部分にikigaiがあるという概念は、一つの視点に過ぎませんが、企業のマーケティング戦略を考える際にも非常に参考になります。以下のステップでこの概念を実践してみましょう。
好きなこと – 自分が楽しいと感じること、情熱を持てることをリストアップしましょう。
得意なこと – 自分のスキルや得意分野を明確にし、それを強化する方法を考えます。
世界が求めること – 市場のニーズを把握し、自分の強みがどのように貢献できるかを見極めます。
お金になること – 自分の強みと市場のニーズを結びつけ、その価値が収益に変わる方法を模索します。
まずは「好きなこと」と「得意なこと」に焦点を当て、情熱を持てる領域を見つけることがスタートです。これらが重なる部分が「情熱」として表現されます。その情熱を育て、スキルと知識を投資することで、「強み」が形成されます。次に、その強みを「世界が求めるもの」とリンクさせ、自己発信を続けることで市場価値を高めます。そして、最終的にはその価値が「お金」に変わる時、あなたのikigai(生き甲斐)に到達するという考え方です。
このアプローチを用いれば、自分の人生やビジネスにおける目標設定がより明確になり、充実した生き甲斐を見つける手助けになるでしょう。企業に置き換えて考えた時、現状の立ち位置を振り返り、目指すべき方向性を考える参考にもなります。
【本日のまとめ】
・ikigai(生き甲斐)は「好き」「得意」「世界が求める」「お金になる」の4要素が重なる部分に位置します。
・自分の情熱と強みを育て、市場のニーズと結びつけることが重要です。
・収益化を目指すことで、充実した生き甲斐に近づけます。