経営

そもそも組織は変化が苦手

  • これまでのやり方や経験が通用しなくなるのはなぜか?
    経営組織を取り巻く環境、いわゆる経営環境は変化しており、その変化に組織が適合できなくなっているからです。

    そもそも組織とは、効率的に成果を生み出すためにつくられます。この時、経営環境を踏まえて組織的に活動するためのルールを構築します。ルールに基づき組織活動を繰り返すことで、より効率的で効果的な活動を経験値として蓄積していきます。そして、それは組織が成果を得ている限り続きます。そのため、組織のメンバーの思考や行動が似てきます(同質化する)ので、皆と異なる意見や言動を排除していきます。成果(実績)を出し続けた組織ほど、こうした傾向が強くなります。
    成果を出し続けるということは、“経営環境に適合し続けた”というよりも、“安定した経営環境にあった”ケースの方が多いのかもしれません。なぜなら、経営環境に適合し続けたのであれば、組織の常識・経験が通用しなくなることもありませんので。

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