先日、外務省・JICA(国際協力機構)共催「神戸キックオフ・イベント」に参加させて頂きました。本年は、日本が、ODAを開始して以来70年目の節目の年に当たり、この第1弾の主要イベントとして開催されたイベントです。
この中で、著名な方々のディスカッションを拝聴する機会があり、防災の普及に努める松岡由季国連防災機関駐日代表から「より良い復興 (Build back better)」というお話がありました。「元の状態」に戻すのではなく、「より災害に強い状態」を目指した復興を進める考え方を意味しているとの事でした。「災害に対する脆弱性の予防」「復旧への備え」を基軸に、新たな災害リスクの防止と既存の災害リスクを削減するのだそうです。
企業経営においても現状課題にのみ着眼するのではなく、これから先の変化に耐えうることを意識することが重要です。どのような人材を育成するのか、組織をどのようにデザインするのか、変化の激しい時代においては、今まで以上にしっかりと将来を見据え、考えていきましょう。