日々、日本全国の中小企業にお伺いしていて感じること、それはタイトルにもある「無意識の意識化」です。
ご相談内容をお聞きしながら、課題を整理し、改善施策を提示させていただくと、事業者様から「こちらからアクションしたからではないのですが、お客様から同じような注文を頂きました」といったコメントをお聞きすることがあります。
日々のビジネスで奇策というものはなく、実行計画委落としこむ施策は何かしら皆さんがおこれまで経験したことのある内容であることが多いのです。
要はそれを意識的(能動的)にしかも、計画的に実行することができるかがポイントなのです。そして、意識的に動くためには、日々の業務の中で変化点を捉えて、分析することが必要になります。
例えば、「2月になると注文が例年、増える」のであれば、「なぜ、2月に増えるのか?」という疑問を持ち、その要因を探ることで初めて、「じゃあ、来年からは、2月の増加に備えて、12月からはこのように動いていこう」という
計画への落とし込みが可能になるのです。
無意識に目の前を通り過ぎている変化点を機敏にとらえて、その要因分析を行い、前もって動けるように行動計画に落とし込んでいく。
これを私は「無意識の意識化」と呼んでいます。
皆さんも、今一度、日々の業務の変化点に目をやり、「無意識の意識化」に取り組んでみてください。