組織には343の法則といわれるものがあります。
343の法則は、組織における事象や要素に対する関心度などが好意的な集団が3割、無関心4割、好意的でないが3割いるというものです。
ビジネスモデルや組織活動を抜本的に見直し、新たな仕組みに組織を変革するには、大きなエネルギーが必要となります。長年沁みついた思考プロセスや習慣化した行動などを変革するには、意識改革が必要となります。
このとき、経営者が考える新しい思考プロセスや新たな取組みについて、その真意を十分に理解し、組織に浸透させていく人材が必要です。
このような役割を果たす人材を、全体の3割育成できれば無関心の4割は新たな活動に取り込んでいけます。
残りの3割については、新たな活動の成果を生み出し続けることで新たな活動に巻き込んでいきます。
なお、組織にはいろいろな考え方を持ったメンバーが存在します。ある意味それが正常といえます。
異なる考えを持つことは組織にとって強みでもあります。好意的でないメンバーの不安要素を丁寧に取り除くことが、結果的に新たな活動のリスクを最小化することになるかもしれません。
ただし、新たな活動を阻害することについては放置せずに、注意が必要です。
私たちアックス・ジーモアコンサルティングでは、この3割の賛同者を次世代リーダーや管理者として育成していく支援をしています。