経営

個人農家の法人化と持続可能経営のステップガイド

  • 先日、個人農家さんから法人化のご相談を頂きました。事業を持続するためには人材確保が大きな課題であり、その対策としての法人化の検討をされていました。実際、従業員の高齢化が進み、80代の方も貴重な戦力とのことでした。
    現状の経営規模を維持するにも従業員の確保、できれば若返りも図りたいところです。
    仮に就職活動する人の立場からすると、個人農家よりも会社組織への就職の方が、安心感が得られると思います。これは会社組織の方が、組織管理体制や労働環境が整備されているだろうから安心して働ける、と思うからです。

    次に、組織管理体制や労働環境が整備されたからといって直ちに人材が確保できるわけではありません。労働市場に認知される必要があるからです。
    因みに、働き手からすれば、組織管理体制や労働環境が整備されているというだけでは給与や就労時間、休暇取得等の条件面で、より高いところを選ぶしかありません。
    であれば、条件面以外の選択肢をつくることも重要になります。その会社組織の働きやすさ、雰囲気、価値観、将来性などです。これらは、理念ビジョンを起点として醸成されます。

    そのため法人化を検討する中で、
    ①理念やビジョンの策定
    ②組織管理体制の整備
    ③労務環境の整備を進めていく必要があります。
    その上で、
    ④情報発信する仕組みの構築をします。
    どんなに素晴らしい組織でも、情報の発信がなされなければ認知してもらえないからです。

    以上のことから、法人化から人材獲得を目指すには次のような流れが考えられます。

    法人化の検討
     →①理念やビジョンの策定
     →②組織管理体制の整備
     →③労務環境の整備
     →④情報発信する仕組みの構築
    →法人化
    →人材獲得

    実は個人、法人にかかわらず持続的な経営を目指すには①~④は必要な対応です。①~④は、事業者の考えや実務を整理し、明文化・ビジュアル化するプロセスです。
    法人化のご相談、法人化に向けた組織整備(①~④)等のご相談があればお気軽にお問い合わせください。

    【本日のまとめ】
    ・個人農家が法人化を検討し、人材確保と組織の若返りを目指しています。
    ・会社組織の安定感と労働環境整備の重要性が指摘されています。
    ・法人化には理念とビジョンの明確化、組織管理の強化、労務環境の改善が必要です。
    ・情報発信の体制構築も不可欠であり、これらのプロセスを通じて人材獲得を目指します。


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    【おまけ】
    今回は代表の塚田が県の職員の方と共にご支援をしている個人農家さんのお話しでした。そもそも、法人化するとどんなメリット・デメリットがあるの?といったご相談でも結構です。先ずはAXGC.までお気軽にご相談くださいませ。

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