経営

AIで作成されたハリボテ提案書を持ち歩く営業マン

  • AI技術の急速な進歩とAIを手軽に利用できる環境整備が進み、
    生活の中で非常に身近な存在になってきました。

    ビジネスの領域でも積極的にAIを取り入れる企業が増えてきたと感じると共に、一方では
    AIを使う側のセンスがより求められているようにも感じます。

    先日も、クライアント先でAIが作成したであろう提案資料を目にする機会がありました。
    提案書を持ち込んだのはクライアント先に出入りしているシステム会社の営業との事。。

    ざっと、20ページ程ある提案書に目を通すと確かに綺麗なレイアウトにチャートが描かれているが、
    どうも、心に入ってこない。

    同じような内容を言葉を変えて繰り返し、表現している
    提案相手の企業の強みや弱み、機会や脅威なども一通り、まとまってはいるけれど、
    やっぱり、何か薄っぺらい。

    この提案書を持ち込んだ営業担当者の意思が見えない。

    受け取った側からするとカタログを受け取った程度の感覚に陥ってしまいます。

    AIを活用すること自体は良いのですが、そもそも、提案書を自ら書き上げる能力が無い人間が
    AI頼みで資料作成を行うと今回のようにハリボテ提案書が出来上がってしますのでしょう。

    提案書を書きなれた人間であれば、提案内容が読み手にとって、興味をそそり、理解しやすく、
    提案の重みを感じさせせるように提案書の中にいくつかの仕掛けを仕込みます。

    ここは、お客様が質問したくなるような文言にしよう、このお客様にはページの順番を
    入れ替えておこうなどなど、提案するお客様を想像しながらしっかりと作り上げていきます。

    そのような目があれば、AIで作成したハリボテ提案書に違和感を持ち、
    さらに分かりやすく腹落ちする意味のある提案書へブラッシュアップしていくことができるでしょう。

    よく、私はシステム導入をいきなり検討しているお客様には
    「紙でできていないことはシステムを導入してもできないですよ」とお伝えします。

    自力で提案書を作る能力が育っていない人間がAI任せの提案書を作り出すと、
    もはやそれは、ハリボテ量産機です。

    繰り返しますが、AI自体は素晴らしい技術だと思いますので、活用するのであれば、
    それを使いこなせるだけの知識と経験がある人間が必要だということです。 

    提案書であれば、先ずは自分の目で客先の状況を見て回り、顧客事業への理解を深めて
    達成すべき課題と達成までのロードマップを描き、しっかりと自らの言葉で
    お客様に分かりやすく説明できるぐらいの営業力は最低限、身に着けておくべきでしょう。

    もし、営業育成にいて課題意識をお持ちの事業者様はぜひ、当社までご相談頂ければと思います。

    AIを使いこなせるだけの営業力を持った営業の育成を当社と共に進めていきましょう。

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